道場
「道場」という言葉にはおそらく多くの解釈があると思われますが、正しく説明されていることは少ないのではないでしょうか。西洋人は、本来はアジア的・日 本的なものとはかけ離れていた道場を神秘的なものとして見たり、神聖化する傾向があったようです。道場は元々日本の武術と関係のないものでした。実際は仏 教の僧たちが祈りを捧げる場所でした。そこでは、僧たちが祈りを捧げたり、黙想を行っていました。
「道場」という言葉には規律を守るための場所という意味合いがあります。例えば、私たち誰でもそうだと思いますが、居間での振舞い方と前室での振舞い方は異なるでしょう。では、どうやって部屋によって振る舞いを区 別するのでしょうか。それは部屋の特徴が違うからです。「道場」では確実に、また効果的に学ぶことができます。それは、すべての人がそこで自分の内面に確 固たるルール(規律)を持つことが必要だからです。例えば、鋭い刀でのイメージトレーニングをしているときに、周りをうろちょろ走り回っている子供に邪魔 されたとします。もしくは、黙想のトレーニングが生徒のおしゃべりで中断されたとします。それでは集中できません。このような問題を回避するために、道場 という特別なルールを持った部屋を設けたのです。
おそらく、そこから西洋でのそのような神秘的で、神聖な解釈が起こったのだろうと考えられます。おそらくみなさんは、ある問題についての激しい口論を行う時、あらかじめ決められておいた、それにふさわしい特別な場所で行ったという経験をしたことがあるでしょう。
仕事に没頭するあまり時間が早く過ぎ、騒々しい現代社会では、残念なことに黙想したり、ゆっくりしたり、リラックスしたりすることは難しいでしょう。
これが本当の意味での「道場」なのです。すなわち「道のための場所」です。ですから、明らかにそこでは武術のみが意味されているのではありません。あなたが自分自身集中して学んだり、興味を持ったことに熱中できる場所、それがあなたにとっての「道場」なのです。
ヴォ ルケンシュタインにある道場は風水をイメージして建てられました。床のマットは日本の本物の畳を使用しています。太極拳や武術のほか、その他の運動プログ ラムも行われています。 道場ではもちろん土足で上がることは禁じられており、靴下か素足でのみ上がることができます。また、見学を希望される方には草履 をお貸ししています。
コースの詳しい内容につきましては当館受付にてご覧下さい。
では、皆さんのご来場を心よりお待ちしております。







